mizdra's poem

雑なこと (日記/技術ポエム/メモ/…) を書くブログです. 真に受けないでください.

2018-12-01

12月

12月です. 12月は例年Advent Calendarの記事をひたすら書く関係で忙しいのだけど, 今年はそんな張り切らない予定なのでそこまで忙しくならないはず. 例えば今年のPokémon RNG Advent Calendarの1日目の記事は2000文字ちょっとくらいで書いている. 2016年は15000文字, 2017年が5000文字だったことを考えると大分控えめになっていることが分かると思う.

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憑依駆動執筆

2018-09-22にprivate Scrapboxに書いたまま寝かせていたエモい文章を発見したので, 折角なので少し修正してここに載せておきます.


最近, 3つの記事を同時に書くことがあった.

体験記や紹介記事の執筆は何故だか全然速が出なかったのだけど, 聴覚情報処理障害の執筆はめちゃめちゃ速が出た. 強い当事者意識があったからというのも大きな理由の一つだが, 他にも「著者を憑依させていた」ことが関連しているのではないかと考えてみた.

障害の記事ではいつもと違う文体で書かれている所にそれが表れている. これはそういう文体で書く人を頭の中でイメージさせ, その人だったらどう書くか, ということを想像しながら書いた結果である. これを僕は「憑依駆動執筆」と呼んでいる. 憑依させる人物は実在しない仮想的な人物でも良い. その人が書きそうな文章さえイメージできれば良い. ちなみに障害の記事では慎重に議論を展開させる人を選んだ.

この憑依という行為は以前から知っていた訳でも誰かから教わった訳ではなく, 障害の記事を書いている際に自然とそういう書き方をしていることに気づいたのが始まりである. インターンシップ体験記より障害の記事のほうが明らかに書く速度が速かったので, その理由を考えたら「もしかしたら憑依しているのではないか」という考えに行き着いた.

この憑依を使いこなせれば, もっと記事を上手く書けるのではないだろうか, とも考えている. 実際, 障害の記事は以下の点がよく抑えられた良い記事になっている.

  • 本人の実体験や感想を含む
    • 大げさに, 真剣に, 慎重に
  • 障害の情報や障害者に役に立つ情報を記載する
    • 丁寧に, 正確に

憑依をすることで, 書いている間にどういう論調で文章を展開していくかが次々と分かるようになる. 暗い洞窟の中を明るいランタンを持って歩くような感覚. 憑依モデルが良いほどランタンは明るくなり, より速く歩くことが出来るようになる.

憑依するタイミングは記事を書き始める時が良いかもしれない. 展開していく文章の論調が統一されてなければ, 文章としての完成度は低くなってしまうだろうから. 記事を書いている途中で憑依させ, 論調を変えるのは読者を混乱させてしまう. ランタンを付けるタイミングは洞窟に入る前のほうが良い. 途中で付けても既に迷っていて, 出口に辿り着くまでに苦労するだろうから.

自我がどこへいってしまったのかという問題はあるが, 良い憑依モデルを採用すれば, 良い記事が書けるというメリットは少なくともあるはずである. 早速, 進捗の悪いインターンシップ体験記で試してみようと思う.

ちなみにこの記事の憑依モデルはひとでくんさんです. 比喩の所にそれが表れている (と思う).